ヨガ: 雨でも草上


朝、小雨の中を歩いていると、花粉も静まって
空気がきれい。






雨粒は、音符のよう?






ゲリラのゲバラのように、木陰で・・
雨宿り。
木の下なら、雨もぜんぜん気にならない。
雨に濡れた空気をゆっくり呼吸していると、
内側の空気や細胞が入れ替わったように
さっぱり。






ーー
あしたは、東京マラソン
抽選にはずれて、走れないけれど。

オーストラリア人のパーシー・セルッティー
という100年ほど前に生まれたオリンピック・
ランナーの伝記を読んでいるが、この人は、
とても自信家で、全能感が強く、子供のとき
から、なんでも一番でなくては気がすまな
くて、人の何倍も努力する。
若いときから、走るのが速かったが、自分
が一番になれないと、止めてしまう。
他のスポーツも同じ。




成人した後は、勤めていた郵便局の仕事でも
球根販売の仕事でも、メルボルンで一番になる。
不動産の売買などでも一番になろうとする。
今の日本の経営者たちのようでもある。
街で一番になれば、国・世界で一番になりたくて、
今年一番なら、来年も10年後もずっと一番の
成功者・お金持ちでいたい。
そりゃ、無理でしょう・・。
と言うわけで、ストレスからうつに。
からだも死の直前まで弱る。
で、文学・哲学・科学の本を読みまくり、
ビタミン・繊維質の摂取の重要性を知り、
菜食をするようになって、元気を取り戻す。





そして、カテドラル(教会の聖堂)で、突如
うたれたように、自分はまだこどもに過ぎない
と悟る。その後、ある日、競馬場で馬が走って
いるのを見て、また、自分も走るべきだ、
と直感して、40歳すぎてから、練習を重ね
オリンピックに出場する。
いつもとつぜん変身。脈絡のない行動を起こす。
・・・




わけのわからない、自信、熱情、妄想、神秘主義
努力、その結果、ほんとに一番のランナーになる!
ひとりの人を良いとか悪いとか、ひとこと
では、表しきれないな〜という見本みたい
な人。
ときに、現実の方がずっと奇抜な小説のよう。
この先どうなるのかな。