渋谷区松涛美術館 村山塊多展

昨日、松涛美術館の公募展の搬入に絵を持って
行くと、
没後90年 村山塊多(かいた)ガランスの悦楽
という展覧会の開催中でした。

前期:12月1日〜27日
後期:1月5日〜24日
で、2Fと地下、ふたつの展示会場があります。
場所は、渋谷の東急百貨店本店先を5,6分
歩いたところです。




1919年に22歳で病死してしまいましたが、
暴れだすからだとこころを、持て余すように
詩にして、絵にして、残しています。
ガランスと呼ばれる、血のような赤ばかり
を使って絵を描いています。

こんな赤い色。





デッサンが多いのですが、代々木村の風景
だったり、上野のすり鉢山のケヤキの木
だったり、(もうその木は切り倒された
そうですが、雰囲気は今もそのまま、と
解説がついていました)実際に知っている
場所の絵は、なるほど、と思います。




遺書があったり、ピンク色に染めた紙に
書いた、遠くから見ただけの人への、
熱烈なラブレターがあったり、教科書でも
見たことがある絵があったり、でした。
来年はじめには、展示品が入れ替えになる
そうです。

この赤は、ガランスでは、ありません。
絵の具で言えば、パーマネント・ローズかな。