カポエイラ: メストラ・マリシア ワークショップ

アメリカからブラジル人のメストランダ(師範)
マリシアがみえて、横浜のクラスのバチザード
(昇段式)とワークショップの週末3日間。
私は、きのう一日しか参加できませんでしたが、
とても良い経験でした。


女性ですが、とても力強くて、ポルトガル語
指導されて、時々通訳が入ります。
ポルトガル語のお話は、気持ちのいい音楽の
ようです。先生の動きを見ていると、ことばが
なんとなくわかるような錯覚をしてしまうのも、
おもしろい。(インドのアシュラムみたい)



習ったことは:
1.ステップを踏むとき、足をムダにばたばた
  動かさない。
2.足の裏で、地面をつかむような感覚でジンガ。
  そうすると、安定がいい。
3.腕は、アゴのまえ。指はにぎらずに少し開く。
4.マテロ(前への横からのケリ)などを出すとき
  軸足のひざを少し曲げると、安定して、腰の
  ふらつきを防げる。手の動きも大切。
5.歌は、大きな声で、感情をこめてホーダ
  (ゲーム)を盛り上げるように。




横浜のクラスはブラジル・アメリカなどの人も多い。

わたしは、フォーエバー・ビギナー(永遠の初心者)
と言うと、とても喜んで?くれて、いっしょに
ジンガの練習しました。





50人以上もの人たちのホーダ(円)で、6人
(7人?)の楽器隊。ソロの歌の後、みんなが
コーロ(コーラス)と手拍子をすると、すごい
パワー。
帯の色が同じひとたちで、順番にジョーゴ
(ゲーム)。
いつも、上手な人たちに対戦してもらうのは、
ちょっと申し訳ないような気持ちもありまし
たが、きのうは、はじめて会った、同じよう
に初級の女の子と。




話もしたこともないのに、同じくらいの
レベルなので、お互いにケリを出して、
エスキーバ(防御)して、あまりすばやくない
から、ハステーラ(相手の軸足の足首を引い
て倒す。実際には倒れないけど)なども
かけられました。
ことばなしで、からだの動きだけで、はじめて
会った人とこんなふうに気持ちよく対話できて、
うれしかったです。



はじめふたりともアウー(側転)をして、わたしは
ケダジヒン(斜めの逆立ち)もしてみましたが、
見事につぶれて、床にどたっ。でも、いっしょに
笑いました。また、どこかで会えるかな。




こんなふうに、初めての人と気後れしないで
できたのも、音楽があるから。





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これは、インドのデパートで。
カフェテリアの前のステージで、ギターを
持った男の子と、キーボードの前の女の子が
いるので、なんかかっこいいな、
なかなか演奏がはじまらないな、と思って、




いつ始まりますか?
と聞いたら、
私たちは、演奏しないの。



???
楽器の展示販売のようです。
モーターショーのマスコットガールのよう
なものでしょうか。
ギターを抱えているだけでも、すてきに見える、
というのはありますが、やっぱりほんとの
すてきな音を奏でてくれないと、がっかりです。



この頃いろいろなところで、音楽のパワーって
すごいな〜と思います。
元気は、もらうものじゃなくて、自分で
出すものだと思っているけれど、
良い音楽は、ほんとに気持ちがよくて、
気分をうきうきさせてくれる。