ジャズのコンサート ドラム・ギター・ピアノ・ベースで

曲のタイトルは、ほとんどわかりませんでしたが、

一曲目は

こんな曲。

カラフルなキャンディーがいっぱい坂道を転がっていくような、

これから始まるライブの楽しさを教えてくれるような。

O boy..

初めての場所でも、演奏の中に入り込めば大丈夫。

会場では、少し緊張しているのですが、

帰って来て、リラックスして思い出して演奏の中を漂います。

 

3曲目は、不思議な曲でした。

ムーディーな感じで始まって、泣きのギターというのは

こういう演奏なのだな~と深くうなずいたり、

ウォーキングベースというのはこういうのなのだな~と

納得したり。

ギターが成層圏を突破するようなこすれる音を出すと、

ドラムの音が突然劇画のように、目にも止まらない速さで

格闘技の戦士のように演奏されたり。

ピアノは、飛び上がりそう。

まるで宇宙人たちの盆踊り、夏祭り。

最後には、宇宙人も地球人もいっしょになって、すごい。。

 

セカンドステージの3曲目(たぶん)を聞きながら、

どんどん重ねられていく想定外の音、裏切られる予想、

砂に絵を描くようにブラシでこすられるドラムの音。

ピアノ、ギター、ベースの音がちらちらと。

ずっと昔に見た、阿部公房原作の「砂の女」という映画がよみがえりました。
蟻地獄のような砂の穴に落ちてその中で、繭に包まれるように深く眠る。

とても印象的な曲でした。

 

そして、アンコールは、いつも聞いている「もず」

この絵を描いた時は、ピアノとギターの演奏でしたが、

今夜は、ドラム、ベースもいっしょに4人で。

朝窓を開けた時の裏の茂みのモズが、都会の街まで

飛んでいったようにおしゃれな、丸の内のもずに感じられました。

大好きなギタリスト、ミュージシャンの方たち、それぞれに独自の

音色を聞かせてくださって、とても豊かな日々を過ごせている

と、感謝で内側から気持ちが膨らみます。