ジャズコンサート ピアノとギター

初めて、ピアノとギターのライブを手が届くほどまじかで

見ました。

 

一曲目の「へだたり」

始まったとたんに、引き込まれてしまいました。奪われる。

 

2曲目はThe Lost Queen

いつもはギターの演奏ですが、今日はピアノで。

YouTubeで見つけて、いつも聞いていた曲が次々と演奏されて

生の迫力に圧倒されます。

 

3曲目は 「昨日の雨」

窓の外を眺めているような、嵯峨野の竹林の雨のような

清冽なすがすがしさにも思えました。

 

そして「もず」

YouTubeで聞いていても、魅かれる曲で、

青い空の下、ギターの音が愉快な庭を小鳥が

自由に歩く感じそのまま。

 

1部の最後は「かなしい青空」

コロナの初めの頃にできた曲だそうですが、

かなしいほどの青空の向こうに、

明るい安心できるものがあると感じられて、うるっ。

 

二部では、歌も歌ってくださって、

「サイクリングロード」は、ほほにあたる風を感じるようで、

帰り道ペダルを踏みながら、

夜の空をどんどん自転車で上って行くようでした。

 

最後の方で弾いてくださった一曲。

柔らかく始まって安定した世界から、遠く宇宙まで

飛んで行ってしまうよう。

だと思ったら、すごいカオスのマグマの中へ。

こんなふうかな。

それもいつしか静まって、地球の温度が冷えていくように

また穏やかに。それで、幕が下りるかと思ったら、

またカオス!

 

それでも、

穏やかに収束していきました。
岡本太郎美術館、自由に写真撮影できます)

 

聞きながら、自分を縛っているものや、周りの壁が

壊れてなくなっていくよう。

とても自由で、気分が晴れ晴れと軽くなっていく。

ことばではなくて、音楽で腑に落ちる、わかることがあるのかな。

 

アンコールは、A Memory of the Sepia

何年も前にできた曲だそうです。

初めてこの曲を聞いたときのことが、思い出されます。

何もかも、とても驚いたコンサートでした。

大変ありがとうございました。

 

今、素晴らしいミュージシャンの方たちの演奏が聞けて、

コンサートのたびに生き返るようです。

今年になって聞いた、どの一つをとっても

心に残るコンサートでした。

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印象の強いコンサートの後は、残響が体の中にまだ

あって、しばらくはそのまま、

こんな感じ。。↑

 

演奏なさる方たちは、そういう湯あたりのような

ものはなくて、サクサクっと次のライブに

気持ちを向けられるのでしょうか。

お茶でも飲んでゆっくりするのかな。

 

美術館の庭にいたスモールピープルたち。

形を保って、雨や風にも壊れない、というのは意外に

難しそう。

 

今年は花粉がいつもの数倍だそうですが、

これからのコンサートもいい状態で

聞かせていただけるように、

甜茶飲んだり、予防スプレーをしたり

してみます。