左手のピアニスト

さっき、Eテレで智内威雄さんという左手だけで
弾くピアニストの方のドキュメンタリーを
見ました。
左手だけで弾くために、途切れないように
微妙な響きを残して演奏されるので、心地良く
流れるような音でした。






演奏家というと、複雑な演奏を期待されるのかも
しれませんが、
わたしは、演奏が始まる前のチューニングの
音にもけっこううっとりしたり。。

歌のライブに行ったときにも、なんていえば
いいのかな、ヒュイ〜ンと響く途中のベース
のソロのところであたまの中が緩んでいく感じ
がしました。(歌詞を聞く、というのとは
また別の回路で)





先日ギターの現代曲を聞いたときも、曲自体
はわたしの好みではなかったのですが、
一音ずつおもいきり長く響かせて演奏
されていて、あたまの中の回路が柔らかく
流れ始める感じがして、もっと続くといい
のにな〜と思いました。






メロディーや曲の良さというのはもちろん
ありますが、楽器の音そのものの良さ
(わたしは、ギターの音が好きですが)
は、シンプルな曲のときにかえって
引き立つのかも。

左手だけで弦楽器は弾けませんが(それじゃ
まるで、禅問答の片手の拍手の音は?という話
みたい?)
究極的にシンプルな曲を作れば、右手はごく
単純に使うだけで脳の中にセロトニン
飛び交ってうっとりする曲ができそう。






カポエイラのときのビリンバウは、左手の小指に
ひっかけて持つので、重くて安定が悪くて
まだぐらぐらします。
わたしはいつになったら、いい音がだせるのかな〜。






そうそう、地震はだいじょうぶでしたか?

水や食糧をもう少し用意しなくちゃ。