ブラジル10: 人文字・パレード

最後の日曜の午後、
リオのコルコバードの海岸。

本部で練習したように、歌いながら、ジョーゴ
(ゲーム)をして、合図でFLORESTA
(森林)という人文字を作ります。








本番では、わたしはOの字のところに
いたようです。
やっているときは、撮れなかったし、
午前中に行った、コルコバードの丘
など高い山の上からでないと見られません。







人文字を作ったあとは、メストレ・カミーザ
が、ステージの上でお話し。
ほかのカポエイラの団体のメストレの
ごあいさつも。今日は茶色のスーツ
に赤いシャツ。これも何か意味がある
に違いありません。







そのあと、なになになにが始まったの?

浜辺で、みんなが進んできます。






小さなカポエリスタの女の子も。






はじめは、ただ見ていたのですが、

いっしょにいた、徳島から来た
Y子先生が、
踊るあほうに見るあほう
同じあほなら、踊らにゃそんそん!
って。





で、パレードの列の中へ。
うしろを見れば太鼓隊。
この間、牧場でたたかせてもらった
のは、この太鼓だったのですね。

大太鼓・ドラムの振動がズワワズワワ。





前の人の動きをまねて、
手を右・左。
足はボックス・ステップのあと、前へ

だんだんに大胆に、大きく






まるで大波のよう。

すごいノリの良さ、熱気なのに、空気が
とてもきれい。
なぜかな〜、と思ったら、牧場でも、
世界大会の体育館でも、パレードでも
アルコールとたばこを誰も飲んでない。
カポエイラのTシャツのときは、飲まない
という不文律があるようですが、それ
より、できる限り体をいい状態に
保つために飲みたくない、という
ことのようです。
ふだんは、飲む人も飲まない人も
それぞれの自由です。






世界大会のトーナメントで優勝のウキキ先生。
優勝のトロフィーといっしょに。
おめでとうございます!

ジョーゴ(ゲーム)のときは、ドレッドヘア
が揺れて、まるで暴れ馬がいなないて
いるようなスピード感。






見物のひとたちも浜辺にいっぱい



こんな人も

カポエイラに使う楽器、ビリンバウを売って
いる人





こんな人も

足こぎ、四輪自転車





あっちでも






こっちでも

まるで、ひとりでは立っていられないように
一体化。






ブラジルの人がこんなに情熱的なわけは。。

つい2,3日前までは、草が燃えるほど
の暑さで、日なたで倒れてコンドルか
ハゲタカのエサになりそうだったのに、
今日は、ジャケットを着ていても寒い
くらい。
寒暖の差が大きいこの激しい気候が
住んでいるひとたちを情熱的に
するのかも。






男の子たちも女の子たちもカポエイラ
大好き。

がんばってね〜!








世界大会も、もうおわり。
みんな海をながめて、短くて長かった
一週間を思い出しているのかな。