ブラジル8: 世界大会

4日間の牧場での授業がおわって、朝6時過ぎに
バスにのって、またリオへ。







昼ごろに着いて、午後1時ごろから市内の
大きな体育館でメイン・イベントの世界大会。

やっぱり、なかなかはじまらなくて、
ひとがどんどん増えてきて、あとで数えたら
2000人近くいました。






世界中の一番じょうずな人たちのゲーム。
ケリはあてないのですが、軸足を引いたり、
カベサーダ(頭突き)で押し倒したり、と
いうのはあります。

よけきれなくてケリが当たってしまうことも。







一番驚いたのは、物すこぐ速く強いケリを
ばっしばっしと自分の胸の前で、全部両手で
受け止めてしまった人がいたこと。

k−1のような激しさ、というより、
音楽の中でジンガのステップを踏みながら
力強く動きが止まることなく、ゲームが
進んでいくので、見ていて息が止まります。







私たちは、日本のT先生の生徒で、日本で帯を
もらいますが、T先生たちは、ブラジルの
バチザード(昇段式)で。

いろとりどりの帯が、こんなにたくさん。






日本人の先生方が登場!

私たち生徒は、立ち上がって大声援。
新しい帯で、ステージの上を何周かしている
ところです。おめでとうございます!
ブラジルまでこられて、よかったな〜。
ブラジルのひとたちも自分の先生が登場
すると、すごい声援。
自分の先生に対する信頼と尊敬は
すごくて、先生の作った(歌っている)
CDを会場で生徒さんたちが売っています。






そして、上から下まで、まっしろなスーツに
着替えてメストレたちが登場!

パナマ帽のメエストレ・カミーザが歌って
ます。





アンゴーラという古いかたちのカポエイラ
のようです。
はじめは、ゆっくりと、まるで狂言
ようにユーモラスな動き。






それが急にすごいスピードで動きだします。

こんなに全身真っ白なので、少しでも地面に
腰をついたら、すぐにスーツのが汚れで
わかってしまいます。
実際にどすん、と倒された人も。






最後はみんなで並んで。
いながらにして、カポエイラの歴史も
わかりました。
ブラジルの文化はおしゃれですね〜。

他のカポエイラの団体のメストレの方も、
白いスーツで現れて、
ていねいにお祝いのスピーチ。(内容は
よくわからなかったけど。)







昼過ぎから、休み時間もなく、ず〜っと
夜中近くまで続きます。
朝も早かったし、また明日コパカバーナ
の海岸で、人文字・パレードもある
ので、帰ることに。
外は、いつの間にか日が暮れて、小雨。

日本の人たちみんな、忙しい仕事の中来てい
るので、夕方もう帰国する人たちも。
先生方は、また出演することがあるかも
しれない。
で、帰るならひとりで帰らなければなりません。






S子さんの部屋から15分ほど歩いてみんな
で地下鉄できたのですが、帰り道は自信
がありません。


タクシーに乗ることにしましたが、どこの
道からどっち向きにのるのかもわからない。
でも、街中にカポエイラのTシャツの人が
いっぱいいたので、S子さんがかいてくれた
アパートの地図の紙をみせて、
どこから、タクシーに乗ればいい?
と聞いたら、表通りまで連れて行って
くれて、タクシーの運転手さんに、
このセニョリータ(!)は、どうもことばが
よくわからないみたいだけど、ちゃんと
連れて行ってあげて。




説明してくれました。
とても、誠実そうな運転手さんで、
どこから来たのですか?
ジャパン!
なにかもっと話してみたかったのですが、
タクシーの中で話がこんがらがって
も困るので、じっとがまん。








無事アパートの前までたどり着けました。
オブリガーダ!(ありがとう)
もう夜10時になっていて、おなかぺこぺこ。
すぐ、2,3軒先にあるレストランの
バイキングに行って、おなかいっぱい。
何とか自分ひとりで、家にたどり着けて、
食べたいものを食べられて、日本にいるとき
には知らなかった満足感と疲れで、ぐっすり
眠りました。