ブラジル9: 黒いオルフェ コルコバードの丘

黒いオルフェという映画を知ってますか?

曲の方が有名かも。
ギリシャ神話から題材をとった、ユリディス
とオルフェの悲恋物語です。




そのステージになったのが、
コルコバードの丘。
(上から見下ろしたリオの街)

ちょうど、神戸の六甲山のような感じ。
50年近くまえに、この映画が作られた
頃は、まだ山の中腹にファベーラと
呼ばれる貧しいバラックがいっぱい
あったようです。

こんなふうに。





最後の日曜日の午前中は、予定がないので、
S子さんが、連れて行ってくれました。
で、ゆっくり観光気分です。
今は、単線の登山電車で。

世界中からおのぼりさんがいっぱい!
カメラぷらぷらさせて、電車の中
でも大賑わい。
これじゃ、ねらわれてもしかたない。

途中で、止まってすれ違い。







ゆっくり20分ほどかけて山頂へ。

ほ〜っ!
あいにくの小雨もようで
昨日までの真夏の暑さとはうってかわって
16度。





それでも、霧が晴れてきて

コパカバーナとイパネマの海岸が。
手前は、海じゃなくて大きな湖。
あまりに変化に富んだ景色で、
ただ、ながめてしまいます。






山頂には、白い石のキリスト像

リオの街を見守って。






裏側にまわると、小さな聖堂があります。





山の下におりると、りっぱな聖堂が
あって、ステンドグラスがきれい!

黒いオルフェ音楽監督は、ジョビンだった
のですね。
で、フェリシダージという曲もこの映画の
挿入歌でした。さっき知りました。






途中の駅は、森の中。
誰がおりるの?

下までおりて、S子さんとバスを待っていたら、
ティーンネイジャーの男の子たちが、
またまたS子さんが手に持っていた
クラッカーを
ちょうだい!
う、あぶない。。
警戒気味だったのですが、お返しに
ビスケットをくれました。
いっしょに待っていたイギリス人の
女の子たちにも、ビスケットを
あげてました。






バスに乗って、アパートに帰る途中
イパネマの街のGENTLE RAIN

ジョビンは、こんな風景を見ながら
いろんな曲を作ったのでしょうか。






イパネマには、雰囲気のいいCDショップが
あります。

ショーロスのCD、ありますか?
というと、あれこれみせてくれたのですが、
ギターだけというのがあまりなくて、
ヴイオラオンとかいてあります。
ヴァイオリンじゃなくて、ギターがいいの。




これが、ギター演奏のCD。



だって、ヴァイオリンってかいてあるじゃない!
ちょうど店に置いてあったギターを
指さして、これこれ。
これで弾いている曲がほしいの。




これが、ヴィオラオン!
店員さんがいいはります。



わけがわかりません。
よくよく聞いたら、クラシック・フォーク
ギターがヴィオラオンで、エレキを
ギターと呼ぶんですね〜。







お店から、海岸までは歩いてすぐ。
ちょっとくもった空もサウダージ
(センチメンタル)な気分。






きのうの日本は、まだまだ真夏の空。
まぶしくひかる雲

もうそろそろ、秋になるのでしょうか。
ギターの音が似合います。