ギター2台でジャズのコンサートへ

ギター2台のジャズのコンサートへ。

シベリアのツンドラも溶けだすような、

暖かいコンサートでした。

ギターは、クラシックギターと言えばいいのでしょうか、

一台はみたこともない形。

 

一曲目からおなじみのベアトリス。

肩に力が入っていなくて、feel so good.

 

2曲目の、Peacock

はじめて聞いた時のすてきだな~と思った感じ

と、雨の日のサウダージな感じの両方が戻って

きました。

 

練馬ー新宿ー府中、という曲も演奏してくださって、

西武線に乗って新宿に出て、府中で競馬かな、

などと想像しましたが、なんだかつい体で

リズムをとってしまうような曲。

曲とタイトルは、わざと謎のように組み合わせる

のかな。

 

1st stageの最後は、There Will Never Be Another You

この曲は、不思議な形のギターでボンボン弾むように

弾いてくださる音と、少し高めのよく通る音のギターが、

それぞれ違う音色の言葉で会話しているようでした。

 

2nd stageは、Tristeから

爽やかなメロディー、リズムでTriste(悲しみ)

というより幸せな曲のよう。

 

そして、Always and Forever

は、しみじみ胸に響くメロディーで、

それぞれのソロのギターも、2本が重なった音色も

やさしくて、ギターデュオはいいなーと思いました。

 

2nd StageでのSecond Movement

という曲はクレーのタイルのような絵を思わせて、

くすんだい色、鮮やかな色の両方が

積み上げられていくようでした。

そして、いつも聞いているSmall House

でも、まるで違う新しいアレンジ。

聞いているときの心地よさ。。

 

最後にまるで打ち合わせなし、という初めてのおふたりの

Sunny と Someday My Prince Will Comeは

それぞれがこれでどう?と違うアレンジで。

なんてたくさんの不思議過ぎる和音を隠し持って

いらっしゃるのか、とため息。

 

Sunnyは、サボテンの生える、西部のまぶしい太陽の

ようでもありました。

お二人の笑顔も印象に残っています。

気持ちの和らぐライブをありがとうございました。

猛暑の中のライブ、どうぞお疲れが出ませんように。