ギター2本で、違う世界へ

今日は、ギター二本のライブに行って、

どう言えばいいのか、言葉が見つからないような

演奏で、どこか違う世界⤴に行ってしまったようでした。

 

どれもすばらしく心が伝わってくる曲・編曲・演奏を

近くで聴けて、観客のみなさんの静かな感動も波になり

揺れました。

 

1曲目 SMALL HOUSE

(前回聞いた時に作りました、ハトが見えるかな)

前回は明け方に聞こえたのに、今日は朝の風の中の

small houseに聞こえました。アレンジ、アドリブが違うのでしょうか。

今日は二つのギターの音色のがそれぞれ違って小鳥が2羽いるよう

でした。

 

2曲目 ベアトリス。

何年か前によく聞きました。

赤い粒がはじけるような、お互いの音を聞きながら演奏していらっしゃる

感じが楽しい!

 

3曲目 Ohio

バーンスタインの曲。アメリカの田舎ののんびりした芝生がきれいな

住宅地のカントリーライフが思い浮かぶような、優しく懐かしいような

曲と演奏でした。

 

4曲目 オー ピーコック

スーパーで作られたそうですが、人魚が水の底深くに引き込まれて

行くような、とてもすてきな曲でした。

 

5曲目 FIREWORKS

花火。何年も前に作られた曲だそうですが、

川の上にいくつも上がる花火が川面にも、空にも連なって

いくのが音の動きで、見えるよう。

 

二部

1曲目 My Foolish Heart

ソロのギターで。

歌う声は7本目の弦の響きのようで、しみじみと

こころに残る演奏でした。

 

2曲目 Lost Queen

また2本のギターで。

印象的なメロディーが、いつも大きな窓の外の夜景を

見下ろす感じがします。

フレーズの終わりの一音までの距離を、プリズムのように

美しく演奏してくださって、ゆっくり酔いが回って

いくようでした。

 

3曲目 All the Things You Are

2本のギターで演奏してくださったので、絵の中にもう1本

足さなくては。

おふたりでお互いの音を聞きながら、軽々とメロディーを

紡いでくださいました。

 

4曲目 SUMMERTIME

ギターを持ち換えて、新しいアレンジで弾いてくださったら、

もう新しい”夏時間”。

アメリカの南部だったはずが、北アフリカ、それとも中近東?

砂漠の太陽は、どんどん照りつけて、暑さが限界になっても

ここでラクダといっしょに命が果てるなら、それも本望、

と思わせるような演奏でした。

 

そして、アンコールは数日前にできたばかり、という

新曲。Prayer of Aninoc(あっているでしょうか)

奄美大島でできた曲だそうで、

聞いていて、みんなうるうると涙そうそうでした。

南の島の植物。

 

電車に乗る前に駅前で買ってしまった木瓜の花。

(白い塀の前で撮って、昼間のよう)

お二人のギタリストの方の笑顔がとても

すてきでした。

 

これからもずっと思い出して、

良いときを過ごせそうです。

素晴らしい夜を、本当にありがとうございました。