(扇面和紙・洋紙・方解石粉末・カナリア諸島の砂)
ヒバリかな、ツグミかな、がジグザグに進んで
京都のまわりの山々、そのまたずっと遠くの雪山の向こうへ
飛んでいったようすが、メロディーのように絵になりました。
石は前に嵯峨野で買った、絞り染めの和紙をちぎって
重ねて。
砂はノリではりましたが、どんどん落ちてくるので
額装は難しいかな。
9月はまだ、コロナの終わりが見えない頃で
祈るような気持ちでしたが、
12月になってみれば、今までにない
変化と驚きの一年でした。
今年は、たくさんの方たちの演奏を聴きましたが、
天才と呼ばれるような方は、才能だけではなく
人知れずたくさん練習していらっしゃる、というのは
よくわかりますが、それだけではなく、やはり
生まれながらに、言葉にできないような
特別なものを持っていらっしゃるように感じるのは
私だけでしょうか。
素晴らしい演奏を聴いていると、
冬の寒さにかたくなっていた体が
だんだんにふわっと膨らんでいくようで、
内側から暖かくなって、フリースを脱ぎたく
なります。
寒くなる予想の来週も暖かく過ごせそう。