今日は、藤元高輝さんのギターコンサートへ。
武満徹と言うお名前はよく聞いても、どんな
作品かははっきりしませんでした。
本田優之さんがわかりやすく解説なさって、
エキノクスはミロの絵から、
ALL IN TWILIGHTはクレーの絵から
インスピレーションを得たそれぞれの絵も
見せてくださって、しぜんに曲に馴染めました。
藤元さんは、どこか宇宙のかなたから
いらっしゃったような、武満さんの使者?
(コンサートの間、お話はなさらなかった
のでそんな風に感じました)
音を間違えるとか濁るという心配が全く
なくて、それぞれの曲たちを武満さんが
弾いてほしい、と思うように全身全霊で
弾いてくださっていると感じました。
日本の唱歌やおなじみのポップス、
ビートルズ・ナンバー、アンコールの
ラストワルツも、ゆったりゆっくり聞けました。
ふだんはあまり聞かない現代曲、
”森の中で”、”フォリオス”などは、曲の
中に入り込んで漂っていると、朝の外で、
それとも、夜の瞑想の時のままの心地よさ。
素晴らしい演奏を
本当にありがとうございました。
9月からかな、オンラインでまたこの
コンサートが聞けるそうです。
コロナになってからのコンサート、
ネットでも、なんてたくさんの素晴らしい
ギタリストの方たちがいらっしゃるのかと
驚きます。
感染者数が増えて行っていますが、
何とか静まりますように。
ギターの音は、暖かく、涼しく
包み込んでくれて、どんな時も
柔らかい気持ちで日々を過ごせます。