近江楽堂でコンサート

きのうは近江楽堂で

f:id:yogablackbird:20210410113508j:plain

DUO CHISPAのチェロとギターデュオの

コンサートへ。

  

「どんなだった?」と聞かれても、

しばらくは言葉を見つけられないような。

f:id:yogablackbird:20210410115607j:plain

はるか遠いところの洞窟の奥で、初めて

聞いたようなコンサート。

 

一曲目のバッハの「アリオーソ」が

始まると、知っている曲のはずなのに

聞いたこともないような音にびっくり。

f:id:yogablackbird:20210410120300j:plain

 

ヴィラロボスのブラジル風バッハからの

「アリア」は、詩を読んでくださって、

曲のイメージが一層広がって、

f:id:yogablackbird:20210410120954j:plain

馴染みのあまりなかったヴィヴァルディ

の演奏にも引き込まれました。

 

ブロッホ作曲の”Prayer”とピアソラ

アルマゲドン」は、You Tube でも

聞けますが、目の前で聞く

チェロとギターの迫力をことばで説明

しきれない。

f:id:yogablackbird:20210410121745j:plain

こんな風でした。

 

ペルトの「フラトレス」は、

洞窟の奥から宇宙まで吸い込まれて、

行っったきりになってしまう。

f:id:yogablackbird:20210410122259j:plain

 

ジスモンチの「水とワイン」は、

ブラジルのアマゾン河を思わせる

曲ですが、チェロがギターの音に

入ってくると、急に河の流れが深く

巾が広くなるようで、おぼれてしまい

そう。

f:id:yogablackbird:20210410122815j:plain

 

おなじみの、バーデン・パウェルの曲、

ピアソラの「チキリン・デ・バチン」も

ほかの曲もご自身で編曲なさったそうで、

チェロとギターの音が重なって楽しい。

f:id:yogablackbird:20210410122720j:plain

 

最後のブラジルの作曲家ニャタリの

「肖像より シキーニャ・ゴンサーガ」

は、指がフレットの上ですごい速さで

動いて、ブラジル人のシキーニャさん

が情熱的に踊っているのが見えるようでした。

f:id:yogablackbird:20210410124639j:plain

 

アンコールでファリャの「子守歌」を弾いて

くださいましたが、あさ、目覚めた後に

遠い洞窟の奥から帰ってこれたかな。

f:id:yogablackbird:20210410124927j:plain