今日は、チェロとギターのコンサートへ。
ピアソラの曲がたくさん演奏されて、久しぶりの銀座は
タンゴが流れてくるブエノスアイレス色に。
昨日聞いた「ブエノスアイレスの冬」は、ギター1本で
優しく深く慰められる演奏でした。
元々、楽器5人で演奏された曲だそうなので、
ギター1本で5人分の演奏!
今日はギターとチェロで同じ曲とは思えない、
両肩を揺らされて、のけぞるような演奏。
聞く方も懸命でしたが、弾いている方も熱演で
「疲れました」と汗をぬぐっていらっしゃいました。
(「夏」も演奏されたので)
チェロの語りかけるような音と共にギターの音も
心地よく響いて、満員の観客の方からも思わず
「いいね」の小さな声。
まん延防止は解除されても、厳しい感染対策で、
まだみなさん気をつけていらっしゃるようです。
「あげひばり」はイギリスの、胸に染みるような曲で、
ちょっとした風でも飛ばされてしまいそうなひばりの
羽ばたきがギターであらわされて、それがいつのまにか
ひばりを励ますような音色に。
きっと銀座の時計台のずっと上まで飛んで
行くようでした。
初めてテレビで聞いた時からとても印象深い
”Travelogue Concert”でしたが、今日が21回目、
最終回だったそうで聴きに行けてとてもよかったです。
ありがとうございました。