コンサートへ。
聞いたことがあるはずだったのに、
今日は、はじまったとたんに、
え、この音は何!
と驚きました。
まるで、山奥の泉から湧き水が流れ
落ちるような音。
今日の楽器はフランスの50年以上前の
ギターだそうです。
楽器によって、こんなに音が違う
のかと、驚きました。
「組曲」という名前ですが、
湧き出た水が滝になって(プレリュード)
流れて行って静かな湖へ。
ゆっくり日が暮れていくと(ルール)
湖畔のお城で宴が始まる。
変化にとんだ曲の舞踏会が繰り広げられる、
そんなイメージが浮かびました。
ほかの曲目「そのあくる日」
「カヴァティーナ」も
このギターの優しい音色で、
美しい演奏!
最後の「さくらの主題による変奏曲」
(横尾幸弘作曲)は、
桜吹雪が見えるよう。
アンコールの「タンゴ・アン・スカイ」、
大萩さん演奏の切れのいいタンゴでさえ
まるで今まで聞いたのとは 違うような・・。
楽器の力を改めて感じました。
人数制限があって、大勢の観客は
入れませんでしたが、
優しい音色の素晴らしい楽器を
自由に弾きこなされて
良い会場ですてきなコンサートでした。
ふと、もしかして、上野でもこのギター
を使っていらしたのかな、と考えましたが、
会場・お天気など
様々な条件でギターの音色が違って
聞こえることもあるかも知れないと
思いました。