カラリパヤット (インド古武術)

先日、いつものヨガのスタジオでカラリパヤット
ワークショップに参加しました。

中国に渡って少林寺拳法、日本に渡ってカラテの
になった武術の源と言われています。






とても激しい格闘技というイメージがありますが、
ヨガと同じようにアーユルヴェーダ(インドの
紀元前からの医学・健康法)のひとつの枝だそうです。

なので寸止めで、必ずはじめにかみさまに向かって、
相手を傷つけませんように、けがをしませんように、
とお祈りをするのだそうです。







カポエイラとも、驚くほど似ています。
ちから強い技。

素手・棒・短剣・つるぎなどの道具を使いますが、
Bボズ先生のレクチャーのクラスで、カポエイラでも
ほとんど同じ道具が昔から使われていたのを
知りました。






これは、カラリパヤットらしいかたち。
これで、まえで手を合わせて、神さまにお祈りの
ポーズになります。

しっかりと股関節が中に入って、腰が低いです。
このポーズを安定して作るためには、少しひざを
開き気味にするといいとのこと。
なるほど、ヨガやカポエイラで安定した低い姿勢を
作るときと、まったく同じ!





カポエイラでもアマゾナスと言って、動物のかたちで
するジョーゴ(ゲーム)がありますが、
さすがインド!種類がいっぱい。
カラリでは、ひとつの動物の動きが、いくつかの
決まった動きの連続で表現されます。

わたしたちもやってみましたが、大きなポーズで
全身の関節が大きく動いていきます。






カポエイラに比べて、動きにずっと細かな型が
あります。

本来は、健康のためですが、的確にマルマポイント
(ツボ・急所)をねらうので、そこを指で一撃
されるときっちり41日後に相手は死んだりする
のだそうです!
で、日本人の通訳してくださった方が、きっと
北斗の拳の作者は、カラリパヤットを知っている
に違いない、とおっしゃっていました。







それでは、棒をつかって。
高いところで、お互いの棒をカチン!
カポエイラのマクレレそのまま。

この後、左・右の下でカチン!カチン!









次は、棒で相手の眉間をねらいます。相手は
棒を横に持って、防ぎます。
わたしたちもやってみました。

まだ初心者なので、相手の目をみて、
しっかりまっすぐに棒をふりおろす。
相手の一撃はしっかり真ん中で受ける、という
練習でした。







このごろ、いくつかのヨガ・カポエイラ
カラリパヤットなどのクラスに参加して、
からだの動きの成り立ち・しぜんな動かし方の
すべてがひとつにまとまっていく感じです。








カラリパヤット、どうぞみなさんに宣伝して
ください!
ということでアップさせていただきました。

どうも、ありがとうございました。
S先生は、アーユルヴェーダの先生でもあるそうです。







うちの中にいると、暑いほどのきょう。
げんきに夏をむかえられますように。