カポエイラ:ワークショップ

金曜日は、ブラジルからの、メストランド・
カングルーのワークショップに参加。
メストランドは師範かな、教授という訳でしょうか。
カングルーは、カンガルーという意味のアペリード(ニックネーム)。
先生は、さすがカングルーというだけあって、
親しみやすく、やさしい方です。
やっぱり、強い人はやさしい。





途中に休み時間はほとんどなくて、
いろいろな支部からの知らない人と組んで練習
するのは、ちょっと緊張しましたが、じょうずな
人たちがていねいに教えてくださって、無事
最後までついていけました。





メストランドのカポエイラについての
レクチャー:


むかしは、まだかたちが確立していなくて、
1.ジンガ(基本のステップ)のときも
うではだらんとたらしままでした。
それが今のようにかおをガードするように。






2.ネガチヴァもむかしは、からだを起こして
後ろに重心があったようです。でも、今は足を
とじて、重心はまえ、かおをガード。





3.デシラバーチカは、むかしは横にからだを
傾けていたそうです。今は、正面を向いて
かおをガード。低く手をしっかりついて。

(右側がデシラバーチカ)




なぜかたちが変化していったかというと、
メストレ・カミーザが試行錯誤して、メスト
ランド・カングルーも、外科医のアドバイス
受けて研究して、いちばん安全なかたちを探し
出したそうです。
メストレ・カミーザは、練習のとき、生徒
ひとりひとりの、手の位置、足の場所など
なおしていったそうです。





動物の動きをとりいれてのジョーゴ
(ゲーム)、アマゾナスも、しっかりした
かたちを決めて、1980年にみんなで行う
ようになるまでには20年もかっかったそう
です。だから、みなさん、正しいかたちを
しっかり習得してください、ということでした。





カポエイラの先生方は、ほんとにみなさん
まじめで、一生懸命。
遠く日本まできてくださってありがとうござ
ました。