ポーラミュージアムアネックス 田原桂一展

銀座で、
光をテーマに、写真と彫刻・建築など
幅広く日本とフランスで活躍していた
田原桂一さんの展覧会。

小さい会場ですが、人とまわりの大気との
かかわり
生と死の境目のあいまいさなど
暗い会場一面に敷かれた粗い砂利の上を
歩くと実感できます。




展示写真は、親子のつながりの連作。
現れては消える光の柱と点は、
最近亡くなった田原さんがそこにいる、
というよりも、会場自体が田原さんの
中に含まれている感覚。

村上春樹の最新作に出てくるイデアとメタファー
というのは、文章にするとなかなか
たいへんですが、かたちにすればこういう事ね、
と、思いました。
7月9日まで。