コンサート A.York

きのうは、半年ほどまえのコンサートでもらった
チラシのお知らせで見てチケットを買っておいた
アンドリュー・ヨークのコンサートに行って
きました。
あの「三千院」の作曲者の方。

きのうは、たまたまおなじみクアトロ・パロス
のコンサートもあった!と気がつきましたが、
両方同じ時間でざんねん。
三千院」は、新旧パロスのメンバー
の方たちの演奏で聞いて、いいな〜と思った
曲なのでどこかで糸がつながっていたのかな。





一曲目から、首がかくんとなるように
眠いというのとは全く違うのですが、
気が遠くなるような、宇宙のかなたに
吸いこまれていくような音色。

瞑想の感じに一番近いです。
(スチール弦にカポをつけて弾いていた
ことと関係があるのかどうか
しろうとのわたしにはよくわかりません)




バッハの曲以外はほとんど自作の曲で、
技巧的とか驚くような、というよりは、
波に揺られていつの間にか星屑のなかに
じぶんも溶けて拡散していってしまうような
感じ。

今夜来てくれたみなさんのために、
と弾いてくださったできたての曲は、
たぶんLove of Mathematicsというタイトル
だとおっしゃっていたと思うのですが、
πとか数式の美しさを6つ集めて曲に
した、とのこと。




わたしには、むしろ葉っぱの先の
朝つゆとか、天空に広がる星くずの
イメージでしたが、キリンの模様や
天体の動きは、きれいな数式で
あらわせるそうなので、結局自然と数学の
美しさは同じものなのかもしれません。

ネパールからのヨガの先生が、
アインシュタインの発見も、
楽家が作曲するのも、みんな
高い集中からの瞑想状態の中でだ、
とおっしゃっていたのを思い出しました。






三千院」の絵も気に入っていただけて
よかったです。

そうそう、きのうはゲストの木村大さんとの
デュオでこの曲が聞けました。10年ぶりの
デュオ演奏だったそうです。




音楽もヨガもず〜っと底の方では
つながっているのですね〜。