ホテルの朝
窓の外は、森のみどりが広がってます。
種類はあまり多くないけれど、どこにでも
オレンジとレモンの実がいっぱいなっている
ので、ジュースがおいしい。パンも素朴な味。
ノッサ・セニョーラ・ダ・オリベイラ教会の
前のオリーブの木。街の中心にあります。
教会の前の変わった形のアーチは、ムーア人を
打ち破った記念に１３４２年にできたそうです。
アーチが完成するととつぜんオリーブの幹から
葉がでてきたそうです。
ムーア人は敵ですが、その模様はタイルなど
なって、今でもとても愛されています。
ベランダのお花、うろこ状の壁。
なんだかシェークスピアの劇に出てきそう。
みんなどこにいるのかな〜。
毎回ホーダ（ゲーム）の集合場所をさがすのが
たいへん。
公園でした！
たいへんな盛り上がり、と毎回書いて
いますが、ほんとに歌・楽器・人、
みんな渦になって、まわりの人垣もどんどん
増えていきます。
なるべく大勢の人に見てもらうために
毎回場所を変えるようです。
人がいっぱいでぜんぜん見えないので
高いところから。
はい、ポーズ！
いくつ？
一生懸命のポルトガル語、通じない。
と思ったら、うしろのおとうさんが、
１０歳です。
フランスからきているのでした！
トーナメントに出場する人たちは
自国の国旗つき。
これは、ベルギーにスイス？
違うかな。
このおとうさんは、フランス人。
Ｍ子ちゃんのイギリス人のお友達。
ふつうのＴシャツなのは、トーナメント
にはでないからかな。不明です。
最後のホーダがおわって、あ〜もう
おわってしまったのだ。。
さみしくて、そして、無事に終わって、ほっ。。
お昼は、一番ポルトガルらしいジャガイモと
キャベツの千切りのスープ。
さけのソテー、クリームソース。
デザートのアーモンド・タルト。
おいしいけど、大きすぎるのでみんなで
分けます。
食後のカフェジーニョ。（小さいコーヒー
これは、ブラジルの言い方でした。ポルトガル
では、ビッカかな。）
とっても小さくて、ウイスキーのショットグラス
くらい。エスプレッソ。
必ずでてくるので、ついクセになりそう。
食後、石畳の街を歩いていくと
道のところどころに、キリストの架刑まで
の道のりの物語が順番に、等身大の群像で
半畳くらいの場所に飾られています。
ちょうどイースターの期間だったから
扉があいていたのかもしれません。
これも、京都の町内のお地蔵さんを思い
出させました。
途中の道の壁のアズレージョ。（ポルトガル
の青いタイル）
１時間ほど丘に向かってあるくと、
ギマランイス城が。
アフォンソ王
お天気もよくて、みんなお散歩にきてます。
ロミオトジュリエットの映画を思い出させる
ような、城内からの中庭のながめ。
こんな窓辺にすわって、どんな話をした
んでしょう。
アーサー王がでてきそうな、ながーい食卓。
日本の伊万里焼の壺も飾ってありました。
お城からは、城下の街がずーっと見渡せます。
こんなにきれいな街なのに、売り家の看板も
多く、さみしい気持ちに。
世界大会の予定もすべておわって、
３人で電車で１時間ちょっとのポルトに
向かいます。
車窓の外に続くブドウ畑。
電車の同じボックスシートに座っていた人に、
ポルトの宿の予約書をだして聞いてみると、
「駅からは３０分くらい歩くね。」
土地の方だったようなので、お話を聞きました。
なぜ、こんなに空き家が多くなってしまったの？」
「ここいらは、繊維産業が盛んだったんだけど、
人件費の安い国に中心が移って、若い人も
でていってしまったんだ。」
窓の外のみたこともないような夕暮れ。
野原や空の写真を撮っていると、
どこにでもあるような景色をなんで撮って
いるんだろう、とちょっと笑ってました。
空ひとつとっても、ふしぎな物語の中のよう。
物価が安くて、人がやさしくて安全なポルトガル
の北の街にもっとたくさん観光客がきてくれて
にぎやかになりますように。いや、あんまり
増えても困るかな。
お城と教会の街。
お隣のアストリアスもちょうどこんなふうに
古い教会とみどりの地のようです。
そして、今夜はポルトに泊まります。
ポルトのサオン・ベント駅。
このまま帰国のＭみちゃんとはお別れ。
いっぱい助けてもらってどうも
ありがとう！
あしたは、ポルトの市場や楽器店にいきます。
（誤字など直して更新したはずなのに、今見てみたら
なおってなくてがっかり。Ctrl ＋ F5 で
直りますように。）
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