赤目・黒耳のさくら
もうずいぶん長い間、9年くらいかな、
うちにいました。
夏のはじめごろ、もうだめかな、と思ったのに
うちの中で、ゆっくり過ごしていました。
なかなかの美人でしょう?
もう、歩けなかったのですが、おふろが
好きで、よく食べて、ちょっとぼけてきたの
かな、あまり音にも驚かなくなって
きげんよく過ごしていました。
昨日の午後、ふと見ると部屋の中のケージで
かたくつめたくなってました。
でも、首や眉間に手を当てて抱いていると、
また、暖かくやわらかくなります。
とは言え、息はもうしません。
死ぬと生きるの境目はあいまい。
夕方の深大寺へ
動物霊園。
前のうさぎも、そのまえのうさぎも・・
ここに眠ってます。
さよならをして、深大寺の参道に下りて来る道。
ふりかえれば、花屋さんの色があざやか。
そばにいなくなるのは、少しさみしいけれど、
紅葉の中にさくちゃんがいつもいそう。
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