ゆめ


れんがの室内に白いペンキをぬった
頑丈だけれど、建ってからしばらくたった家に
いるわたし。
そんなに広くないリビングだけ。見上げると、
中二階というか、低めのロフトというか、
書斎のような部屋が見える。赤いペンキをぬった
パイプのてすりをもって、上がっていくと、本・
CD・レコードなどが棚一杯の並んでいる。
大型の美術の本なども多い。




で、ここ(リビング)で寝るの?
と聞くと(だれにか、よくわからないけど)
上に寝室があるから、とのこと。
真ん中は私なのだけれど、そばにいるのが
親たちなのか子供たちなのか、親しい人たちか
ともだちなのか、それとも知らない人かが
思い出せない。でも、守られてほっとして
眠る感じ。




二階(寝室)に行く内階段は、なくて、外にでると
樹木が一面に茂っている。家の壁にそって、
まあるい大きなハンドルが、2,3こ歯車のように
組み合わさっていて、けっこう速いスピードで
回っている。それがエスカレーターのようになって
いて、階段がわり。気をつけて落ちないように
のぼりながら、これはホームにいる母だったら、
危ないな、と思いながら足を進めるところで、朝。
上は、どうも草の生えた屋根のようだった。





一時、ユングの夢占いがすごくおもしろいと
思ったのだけれど、私は、一年に10回も
夢を見ない(覚えていない)ので、やっと
見た今日の夢の謎解きは、どうなるかな。




考えてみると、この家は、まわりの景色も
この間行った江ノ島灯台そっくり。
家は、自分のシンボルだって言うけれど、
その先はわからない。