ラクリマ

1Q84は、上巻を三分の二ほど読みました。
読んでいる途中で、感想を書くのは良くない、と
いう教訓は、得たものの、ストーリーとは
関係なく、なんだか、ふしぎな本です。



ラクリマ(lacrimae)という曲に魅かれて、絵も描いたのですが、
意味がよくわからず、レクイエム(ラテン語で葬送曲・
鎮魂曲)のスペイン語系のことばかな〜と思っていた
わけです。
そうしたら、この本ののBGMに、ラクリメ(lacrimae)
という曲がでてきて、ラテン語で涙の意味。ラクリマも、
ラクリメも同じで、”ラクリメ(マ)・クリスティ”は
キリストの涙の意味だそうです。
というわけで、鎮魂曲ではなかったけれど、曲調は似た
感じです。
英語だとlacrimation(異常があるか刺激により過剰に涙が
でること)医学用語でもあるみたい。
ラクリマ(メ)は、涙がでるような曲ということ?



中学時代からずっと中央線で、荻窪あたらから通学している
時期が長かったので、やけに中央線沿線や紀伊国屋がでてくる
この小説が、どうも近く感じられてしまうのかもしれません。



新宿駅で・・爽やかな初夏の微風がとおりを吹き抜けていた。
・・・いったいどこから、こんな素敵な匂いのする風が新宿の街に
ふいてくるのだろう。」
というような、たわいのない文章だけれど、
そうなのよね・・。
と、ひとりでうなづいてしまう。
けさの風は、スイカの匂いがしました。



と言うわけで、セッティング・場所は近く感じられるものの、
ストーリー自体は、全く私の趣味とは、関係ありません。