ビデオ・本・テレビ

サバイビング・ピカソ というビデオを見た。
タイトルはピカソと付き合って傷ついた人が、
いかに生還(サバイビング)したか、というような意味かな。
ピカソの絵は、線にぜんぜん迷いがなくて、映画の中でも、
プラスチックの板の上に描いた出来上がった作品を、また、
どんどんまったく違う作品に作り変えていく。
まるで、絵が意志を持って育っていくようだ。
天才だけど、そばにいる人たちはたいへんだった
のですね〜。

サイトの書評を見て、 黄色い目の魚(佐藤多佳子) という
本を読んだ。
中学生の頃は、本ばかり読んでいたけれど、この頃は読む本が
見つからなかったので、楽しんで読んだ。
短編集だが、だんだんに繋がりが見えてくる。
小学校のときの友達のおじいさんの家が鎌倉の極楽寺
あって、中・高生の夏休みにそこに遊びに行って過ごした
ようなことも思い出される。
高校生の、へただけどクラブでサッカーしたい気持ち、
絵のことを想う気持ちが、そのまま伝わってきて、よかった。

夜、NHKのテレビ クローズアップ現代
「勝負強さは脳が決め手 訓練法」というプログラムが
あって、小心者のカポエリスタはさっそく見てみる。
そうしたら、オリンピック選手などの訓練法で、
マイナス思考は極力せずに、成功のイメージをいつも持つ。
緊張は体の反応を遅くするので、リラックスしながら集中する
ということだそうだ。
な〜んだ、それって、ヨガと瞑想でいつもいわれていること。
ゴールには程遠いけれど、進む方向を知っているだけでも、
ちょっといいかな。